あともう少し
きょう、お雛様をしまった。
ていねいに柔らかい和紙に包み、そっといつもの箱に、、、。
来年の春に幸いにも私が元気でいたらまた、出してあげる。
なんか、この歳になると来年というのが心配になってしまうもの。
ウチに来る口の悪いお兄ちゃんなどは、お母さんは心配ない。
東海地震がきてもお母さんだけ生き残る。 憎らしいことを言う。
朝夕の行き返りに、桜並木の続く小さな橋を渡るとき蕾の具合
を見ると大きくふくらんでピンクがもう、今にもひらきそう、、、。
二、三日暖かいといっぺんに開花と、おもわれる。
桜には、懐かしく どこか淋しい思い出がある。
私が中学の頃、秋田県の鷹巣という所の病院に父が入院していた
時があって、そこへ、まだ、小学生の弟二人を連れて 花輪線の田山
という駅から父に会いに行った。
父は涙ぐんで喜んでくれ、病院の近くの川べりに行き、そこで甘い
お菓子をもらって食べた。 五月はじめ、まだ、桜は一輪、二輪。
寒かった。 その時の桜がこんな歳になった今でも思い出されて
切なく、懐かしい。
毎年 桜が咲き始めると花吹雪になるまで、桜並木を行ったり
来たり 車の窓まであけて花びらが入ってくるよう 時には下りて
桜吹雪を浴びてみたり、、、
しばらく 私の楽しみの日が続く、、、、。
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