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2007年4月21日 (土)

ちょっと来てえ~?と鳴く鳥

「ちょっと待っててねえ」と鳴く鳥が私ん所にいるんだよ。
とログハウスの勝子さんに云ったら 「あら、私の所では ちょっと来てえ と鳴く
鳥がいるのよ」と云うので大笑い。

彼女は五十台の後半? 小柄で、華奢で、色白で、この、私とは正反対の美人だ。
はかない・・という印象を与える容姿だが、時には首にタオルなどしてログの塗装な
どをこなす活発な女性だ。
なんせ、ご主人と二人で、この、ログハウスを建てたというくらいだから。
彼女が描く日本画は、思いもかけず力強く、大胆な色使いで油絵のよう、、、。
線の優しい白い花なんぞ描くのかな なんて勝手に思っていた。

ちょっと待っててえ~ とか、ちょっと来てえ~ とか鳴く鳥は同種類だろうが、
いったい、なんという名前の鳥なんだろう・・・。
彼女も鳥の姿を見たこと無いと言う。

じっちゃんに聞いてみても「そんなこと云って鳴く鳥なんか居るかいな。
ワシャアこの歳になっても、一度も聞いたことがないなあ。町ん衆には、そう
聞こえるだかなあー」 と、大笑いされた。
さて。 なんという鳥だろう?
鶯は、声も枯れんばかりに囀りぱなっし。小鳥たちは忙しく飛び回り、、、
お山は若葉が美しく、私の桜は、薄桃色の花びらを盛んに散らしている。
山吹の花は、黄金色に輝き、栃の木の葉っぱは、今、まさに結んだ手の指
を開きそうな感じで、産毛を光らせている。

暫く会っていなかった人達にも、これから出会うことだろう。
おせわ好きのじっちゃんも忙しくなることだろうな。

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2007年4月13日 (金)

花びらをレースの小袋に

いつもの桜の並木が、つい、先日まで花吹雪だったのに、今ではほとんど葉桜に
なってしまい、散り重なった花びらが、ところどころに風で吹き寄せられ桃色
かたまりになっている。

朝、車を止めてその花びらを手ですくい取って紙の袋に集めて入れた。
レースの小さな袋を縫って、乾燥させた花びらを入れ、細いピンクのリボンで口を
結ぼう・・・ いや、オーガンジーの透けた生地のほうがいいかナ?
薄い紫のリボンで優雅に蝶結びにしてみようか。
きっと、ほんのり桜の香りがして美しい匂いぶくろになるだろう・・・

この桜が終わると表道りは色とりどりのつつじが咲きだしこどもの日の祭りの夜は
豪華絢爛な御殿屋台が引きまわされ、お囃子や、凧まつりの練りの声が遅くまで
聞こえてくる。  華やいだ気配に満たされる日が続く。

祭りが終わって町が静かになると、街路樹のマロニエが瑞々しい緑の葉を茂らせ
やさしい木陰を作る。

春の宵、トトーと二人でお月様を眺めながらの散歩は心癒されるひとときだ。
もっとも、トトーには、小さくて地面しか見えないでしょうけど。

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