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2007年9月24日 (月)

里の秋

07_005 彼岸花はどんなに天候が不順な時でも、彼岸が
くればちゃんと咲く不思議な花。

山荘の入り口にいつの間にか咲いていた。

07_006 今年は、まだ小さい木ながらこんなに実を
つけた。数えてみたら十五ほど。

最後までしっかり色づいてほしい。

里山は、稲もすっかり黄金色になり、牛のにいさんたちは
稲刈りの準備、ハザを組んだり・・・忙しそうだった。
秋の祭りも終わって里山は、いよいよ収穫の季節がやってきたようだ。

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2007年9月22日 (土)

老師と少年

師よ本当のぼくは誰ですか?

青森恐山院代 南 直哉  禅宗の僧
自分は何処から来て、何の為に生きているのか?・・どこへ行くのか?
ながい一生の中、この様な疑問をもって人は生きてゆく・・・

人は理由もなく、意味もなく生まれ、そして死ぬ。~~(中略)
何もかもが 虚無の淵にかかる虹のような幻なのだ。

07_001_2 虚無・・・折に触れ、なにをしても虚しいのはそれなのか。
無学な私はますます判らなくなって途方にくれました。
判ったような、判らないような。やっぱり勉強が足りない
読みやすく、そして深く物思いをしてしまう(-_-;)

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2007年9月16日 (日)

狼王ロボとブランカ

我が家の孫たちに是非読んで欲しい、お勧めの本。
それは、シートン動物記 ファーブル昆虫記 だと、常々思っているのだけれど
年、二、三回、遠くからやって来るこの子達は、ゲームやテレビに夢中で、目に
つく所にわざと、置いてあっても全く見向きもしないようだ。

私は、こんな歳になってもページを開くと 灰色狼、ロボ の世界に胸が躍る
ほど・・・たとえば、ニューメキシコのカランポー河の畔に広がる牧草地で五頭
の部下を率いて狩りをする、人間の知恵にも負けない知能を持つ、ロボ。

でしゃばりで落ち着きの無い美しい白い狼、ブランカ という妻のために
人間に捕らえられて、その、誇り高い生涯をおえてしまう・・・

020 その他に、灰色熊の一生の、ワープ。
ヤップユルルルウー と鳴いて子供たちを呼ぶスプリング
フィールドに住む、スカーフェイスと、ビタセンの狐の親子
の生涯。数多い動物たちの命の輝きが生きることへの
賛美を込めて描かれている。

また、秘密に包まれた昆虫たちの驚きの世界と、自然への尊敬が書かれ
たファーブル昆虫記。
感動と、喜びを与えてくれる素晴らしい傑作だと思う。

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2007年9月 8日 (土)

四十九日

山あいの道を走っていると、ミ~ンミ~ンミンとか、メンメンメエ~ンなど
ちょっと笑えてくるような蝉の声が聞こえてくる。
「あんたら いつまで呑気に鳴いてるの? もう秋なんだよう」
言ってみたくなるような長閑さ。

大きな台風が去って、空気が澄み、所々にまだ青いけれどすすきの穂も
見える。 民家の庭にコスモスが綺麗に咲いていた。

義姉の四十九日の法要の為朝早く家を出た。
もう、そんなに経ったなんて・・・正直、自分の中ではもう、すっかり昔の事
のように、ああ そんな女性も居たな という思いしかない。
人間の一生なんて儚くて短いものなんだ。

最近は身近な人達が、亡くなることが多くて淋しくなってくる。
帰り道、満々と水を貯めたダムが放水していて、吐き出された水が白い
柱となって勢い良くゴーゴーと流れているのをみた。
気温30度  暑い一日だった。

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2007年9月 1日 (土)

マロニエの実

夜中に何度も目覚めるわたしは、風に鳴っている風鈴の音を鈴虫が
鳴いているのかと思い、また、鈴虫の鳴き声を風鈴かと思ったり、我
ながらはっきりしないまま朝を迎えることが多い。

起きて見れば、そのどちらも、涼やかな音色を立てている。
鈴虫は、朝方にかけていちばん鳴き声(?)がよく透る気がする。
丸みを帯びた二枚の羽根を精一杯立て、震わせて、ひたむきに・・・・

173 マロニエの並木で、ことし初めての実を拾う

栗の実を丸くしたようなズッシリとしたもの。
秋は気が付かないうちにやって来てたんだ・・・

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