たった二個の収穫
奇跡のように木に残った柿の実が二個 秋の贈り物です
やはり、山土には合わないのか柿の木じたいが大きくなれません
ほらね、 ふくちゃんは タラコぐち でしょう
この子は、どこか変っていて妙に味がある惚けた感じのする子
姿が見えないので家事をしながら 愛犬 あいけ~ん と呼ぶと
何時の間にか足元でニヤニヤしておすわりしてるような・・・
残ったおかずに力(りき)が無くなる
作家の田辺聖子さんが言ってたけれど、食べ残したお菜にラップなぞかけて
冷蔵庫にしまっておき、また、出して新しく作ったおかずの皿の横にさりげなく
並べてみたりしてもまた、残り、出したり、仕舞ったりしているうちに、べつに悪
くなったわけでもないのに、おかず自体にどうも りき が無くなって結局処分
する事となってしまう・・・
まことに同感!! おばはんは りき の無くなったおかずを
いたく不憫に思い、なんとかせねば とせっせと食するものの、ついに、惜しみ
惜しみ処分するのですネ
じゃ、何故そんなに残る程作るのか というと少量では煮ても焼いても美味しく
ないのです
食べ盛りの男子二人を育てた経験が滲みこんで つい、大鍋で・・・となってしま
うのですね かくして(鍋物の場合)毎夜、残ったナベに きょうは、うどん。
きょうは、餅。 というあんばいになってしまうのです
すりこみ は なかなか消えないものです
すこし前までは、家事を全部すませてお風呂にも入って・・・
ああぁ やれやれ、きょうも一日終りました とホットし、これからが自分の
時間 となるときは、読みかけの文庫本をワクワクしてとりだし
そして、お気にいりのグラスを選び、気分によって選んだお酒を注いで サテ
一口飲んでページを開く時の心地よさ・・・自分にとって最高の時間でしたネ
読み進んでいくうちに、いつの間にか本はおろそかになって ボンヤリあれこ
れ、とりとめもなく身辺のことに思いを馳せていたりして。
若くして逝った妹や、亡き父を想い しんみりしたものです
哀愁を帯びた演歌の一節なんぞが浮かんできて、ホロリ、涙したり・・・
まあっ なにやってんでしょう!!
最近は歳のせいか夜更かしのお酒も、飲めなくなって残念。
弟の嫁と一升の酒を飲みながらペチャクチャ語り明かした日も懐かしや。
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