心の栄養
秋野不矩 地元出身の
かたでインドの風景や人物
を描いて有名です
こんな処にっ!と思うほど田舎の山
の中腹にある、小さな美術館です
急に思いついて行ってまいりました
・・・そしたら、なんと 万葉集1250年記念 万葉のこころを描く と
いうことで、奈良県立万葉文化館所蔵の万葉歌にちなんだ絵画の特
別展をやっておりました
50首の歌に美しい絵が夫々添えられています
柿本 人麻呂
秋山の黄葉を茂み 迷いぬる
妹を求めむ 山道知らずも・・・
に、西田俊英 秋山迷ひぬる と題した素晴らしい絵が添えてありました
アァ もう、もぅ、胸がドキドキしました
真っ赤な紅葉の山中を妻を求めて彷徨う人 馬上のお方は人麻呂さん
でしょうか? 寂しく、美しく 孤独な感じがヒシヒシと見ている私に迫って
くるように感じられたのです
乾いて枯れ木のような私の心にジンワリ、甘い水が沁み込んできたような
素晴らしいひと時を過ごすことができました 久し振りでした こんな気持ち
車を置いて登って行く草むらにひっそり咲いていました
| 固定リンク
コメント
一人しずかさまへ、それは良い物をご覧になりましたね、万葉集は難解なだけにワタクシ的解釈が許される(と思っていますが?)ので絵もまたその書き手の心の中の印象を描いたものには人それぞれ違ったものが有る筈ですね。
そこは写真撮影は許可されなかったのですか?一枚だけでも見たかったです。
投稿: tabibito | 2010年6月 3日 (木) 22時26分
>tabibitoさま
小さな小さなミュージアム「秋野不矩 美術館」です 訪れる人もそんなに多くありません 写真はとんでもない 歌と絵の入ったパンフレット位売っているかと思ったのにそれも無く残念でした
奈良の万葉文化館の資料をまた、ゆっくり探してみようか と思ってます
投稿: 一人しずか | 2010年6月 3日 (木) 23時14分