赤い箸
大型スーパーに買い物に行ったら 物産展をやっておりました。
陶器市もやっていて、お皿や茶碗など、素敵な器は見るとつい欲しくなってしまいます
隅のほうにたくさんの塗り箸が並んでいました。漆のお箸は福井か島根のもので
しょうか。 お手頃価格から5000円もするようなものまで・・・
そろそろ私のお箸も取り替えてもいいかも。
赤い漆に螺鈿細工のおはしを手に取りました。 少しくらい高価でも長く使用
するものだから、これにしよう・・・とレジに向かいかけて、ハッとしました。
ある光景が突然目に浮かんだのです。
・・・ ・・・ それは、義姉の葬式の時、お茶碗に山盛りのご飯に、突き立てられて
いた真っ赤な故人の箸。 妙に生々しく、恐ろしい感じがしたこと。
けっこう年配の人なのに派手なお箸を使っていたんだ!と気味悪かったこと。
おもわずお箸を元の場所に返して、逃げるようにその場を離れました。
もう、絶対赤い箸は使えません。 何故か自分でも判らない気持ちでした。
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