タイサンボクの木の下で
この木の下の東屋では
けっして大きな声で騒がないでください。 屋根の上に茂ったタイサンボクが
今、まさに大きく開こうとしています。 ソット耳を澄ますと、ユッタリ花開く
音が聞こえてくるかもしれません。
おおきな、おおきな、中華の時に使用するレンゲのような一枚づつの花びら
です。 (正確には花びらとは言わないかもしれませんが)
肉厚の真っ白な一枚づつです。 木々の生い茂った公園の日陰に それは
妖しいまでに白く、大きく、見上げるわたしを感動させます。
公園を訪れる人々の多くはこのタイサンボクに気づかないようです。
何故なら、下の紫陽花の色とりどりに見とれているからでしょう。
やがて、タイサンボクの花びらは地上に落ちて、色褪せた薄茶の汚れた
レンゲのようになって終るのです。
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コメント
確かに今の時期、色鮮やかなアジサイにどうしても目が行きますね、タイサンボクの気品のある白い花は美しい期間はほんの二三日しかないのが可哀そうですね。
中華の蓮華ですか?ソウ言えばソウだ。
これで公園の水飲み場の水を掬って飲めば美味しい事でしょうね。
投稿: tabibito | 2011年6月20日 (月) 22時25分
>tabibitoさま
何処かのオジイチャンが「あれは柏の花」なんて教えてくれた と先に言ったことがありましたね。確かに似てはいましたが。
この花が、こんなに美しく気高く、30センチ近くもあり神々しいなんて、見飽きることがありません。陽がささない湿った公園の片隅で頭上ばかり見ている私です。
茶色になって散ってきてるものもあります。
投稿: 一人しずか | 2011年6月21日 (火) 10時30分