息子の白髪を染めながら
「息子といっても45歳なんだけど ・・・」 「知ってるよ 〇〇君でしょ」 と私
昔ながらの美容院を生業としている一人暮らしの友人が ・・・
月一回くらい仕事帰りに寄って、私に白髪染とカットをさせるのよ。
お小遣い自由にならないから床屋代浮かせるんだよね。
息子が高校生だから大変なんだ。 わたしも日中のお客さんを済ませて
早く晩酌やりながらご飯をたべたいなあ と想うけど、その日はなんとなく
嬉しいんだよね。
でも、まだ45歳だという息子の白髪染めてやりながら、「この子も苦労してい
るんだ こんなに白くなって ・・・」と 胸がキュンと痛くなるような思いがする
んだよ。 丁寧にていねいに染めてカットしてやるの。
せめてネ ・・・ ・・・ 終って、「ご飯食べて行く?」 と聞くと
「ううん イイワ 嫁が待ってるから」 と言って帰って行っちゃうんだ、、、、
わたし 「うらやましいなぁ~ そうして息子の髪の毛なんかにも触れること
ができて。 わたしなんか、最後にあの子達(二人の息子)の髪に触ったのは
多分 高校生のときにドライヤーをかけてやった時が最後だね。
大学で他所へ出て行ってそのまま・・・そして結婚しちゃったから。
親って子供がオジサンになってもまだ何処かで自分の一部みたいな不思議な
想いを持っているのかしら? 結婚したら我が子であっても我が子でない
一歩離れて接っするようにしよう と思い切ったのにネ
でも、〇〇君は親孝行だよ。頭やってもらいに来るのもアナタの様子見ながら
スキンシップなんだよ。
「マァネエ 有難いけど なんだか淋しい 複雑だわねえ」
ほんと、訳わかんないけど この頃寂しいよねえ~ と二人でしんみりしました。
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コメント
巣離れした雛を懐かしがる母親鳥同志の会話ですね、男親には無い感情ですね。
「生業(なりわい)」この言葉にはサラリーマンとか人に使われている人で無い経営者的な響きを持った言葉ですね、だんだん使われなくなる言葉の一つでしょうね。
生垣のルリマツリは一人しずかさんのお宅の花ですか?
アップの写真が又よく撮れていますねお見事です。
投稿: tabibito | 2011年10月22日 (土) 06時38分
>tabibitoさま
とんでもありませんよ。いつもゴミ出しに行くお金持ちのお宅のものですよ。笑
このお宅はご夫婦のベンツが二台とめてあるお宅で、我が家は軽と大衆車の二台が止めてある家 (#^.^#)ですワ。
男の人は簡単でいいですねえ。
なんの屈託も無くて・・・上辺だけでしょうか? 写真初めて褒められましたね。嬉しいです。
投稿: 一人しずか | 2011年10月22日 (土) 09時56分