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2012年2月 9日 (木)

風花 めだか水槽の氷

   このところ、毎朝 メダカの水槽に氷が張ってます

  晴れていた空が黒い雲で暗くなった とおもうとチラチラ雪がおちてきます

  風で吹き飛びながらも後からあとから沸いてくるような雪を見ながら
  むかしのことを思いだしました。

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     おもえば 風花には、あまり良い想い出はありません。

 長男が4歳のとき、手すりの無い高い階段から誤まって落ちて怪我をして
 しまいました。 近所のおじさんが車で病院へ運んでくれて、1ヶ月以上の入院
 でした。

 その日も風花が朝から舞っている寒い一日でした。切れた左の耳を麻酔なしで
 縫われるとき、烈しく泣いて「おかあさん  おかあさん もう悪い事はしませ
 ん いい子になります」 と絶叫する声がいまでも私の耳に残ってます。

 その夜は、一晩中抱いて過ごしました。 木造の古びた病院の窓がガタガタ
 鳴って、どこかで誰かが泣くみたいなモガリ笛の音がしてました。

  二十何歳かの未熟な母親の私は泣きながら「ごめんね」と長男にあやまり
  ました。  悲しかったです。

  それから6年ほどして、二男を出産して退院をする日。

  その日も、朝から風花が散る寒い一日でした。
  夕方 仕事を終えて迎えに来てくれた連れ合いの車の中で、これから
  やっていけるのだろうか? 誰の助けも無く自営の仕事もこなせるのだろうか
  不安が一杯でした。

  思えば、自信の無い頼りない母親でした。

  でも、子供って育つものですねえ。 人並みに大きくなって親元を離れて
  いきました。 この子達は、受験、進学も 就職も結婚もみんな自分勝手に
  運んで今では立派?なおじさんになってます。

  それから、妹の思い出や、あれこれ 次から次へとキリもなく思い出して
  窓辺の私はすっかり冷え込んでしまいました。

   ちょっと、感傷的になったりして ・・・

 

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コメント

私は暦でいう「大寒」極寒の大雪、その季節で自宅で生まれたそうです。

投稿: 玉井人ひろた | 2012年2月 9日 (木) 18時49分

>玉井人ひろたさん

長男は田舎ということもありひろたさんと同じく自宅生まれ、二男は町へ引っ越したので病院生まれ。今思うと病院の会計を良く払えたナ と思います。なにしろ貧乏だったので  ひろたさんは、生まれた家で大きくなって今も なんですね。

投稿: 一人しずか | 2012年2月 9日 (木) 20時13分

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