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2012年10月 7日 (日)

昔は生活用水に不自由した

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 落ち葉を掃いていると 大工さんがテーブルの天板を持って
 来てくれた。 厚い杉の板二枚を合わせて綺麗に削ってくれて

 あとは足の部分の為に皮を剥いて塗装をした丸木を数本と。

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 毎年 倉庫の脇に咲く小さな蘭のような素晴らしい色の花 名前は知らず

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 昔はここら辺に水が無くて、ワタシラは学校から帰るとズ~ット
 下の沢へお風呂やお勝手の水を汲みに行くのが仕事だった。

 水道が引けたの大人になってからだった。
 冬は辛かったね~  と、お茶を飲みながら大工さんは言う。

 何代前から此処に住んでいるのか、お寺さんが火事になって
 しまったので詳しいことが判らないけど私で四、五代くらいかね
 上の学校なんかとんでもない(進学) 大工になるしかなかった。

 どうして、こんな不便な所に住み着いたかわからんねぇ~

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 いまじゃぁ こうして別荘地まで出来て、救急車も上がってくるし
 車があるからいつでも買い物にも行ける。
 仕事をしないで住むだけならいい所だとおもうよ ・・・

 口下手で愛想はないけど、ユックリ ユックリ大工さんは
 話してくれた。 遊びに登ってくるだけでは、なんだか申し訳
 ないようだ。 そういえば、ジッチャンも随分年取ってしまったけど
 よくお茶しながら昔の様子を話してくれたっけ。

 ジッチャンは登ってくる途中 畑で蕎麦の手入れをしていたので
 挨拶しながら通り過ぎてきた。蕎麦の花は白く 真っ盛りだった。

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