いつまでも忘れないよ
12月29日 夜 湯船につかってわたしは泣きました
ずいぶん年月が過ぎてしまったけれど、この日のことは一生
忘れることはありません。
あの日妹が48歳で旅立ちました。 苦しんで、苦しんで ・・・
カァサン カァサン と二十歳にちかい甥っ子は必死に今
旅立とうとしている母を呼び続けていました。
ちょうど、いままさに日が落ちようとしている夕暮れの空は
雲も茜色に光って、オレンジ色のひかりのすじが妹に手を差し
のべているような不思議な光景に見えました。
悲しいのに 気持ちは真っ白でした。朝からズッとベッドの横に
居て、しっかり妹の最後を見届けました。
いもうとが いま旅立ちぬ茜空 迷わず逝けよ 父の待つ空
など、うたったこともないのに不細工なうたが思い浮かぶのが
私らしいナ と他人事のように思えたのでした ・・・
そして、その翌年 一番最初に飼っていた 愛らしいマルチーズ
の 雪丸が12月25日に病気で逝きました。
入院していた酸素の部屋で ~ ~
雪ちゃんまで失って、そのときペットロスなどという変な病気?
になってしまいました。 ストレスが溜まっていたんですね。
歳をとると、昔のことが想い出される といいます。
わたしも年取ったということですね。想い出は年月がたつと
少し 甘悲しい、ほろ苦いお酒のようになります。
静かなお風呂で妹やペットを思い出すのも自分なりの癒しかも。
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コメント
また、福島県のフォークデュオ「あほうどり」のヒット曲の歌詞が頭をよぎりました
♫もしも、この世に別れなど無く
出会いだけが生まれて来るなら
きっとあなたと私は
幸せな日々を迎えられた・・・♫
投稿: 玉井人ひろた | 2012年12月31日 (月) 17時00分
>玉井人ひろたさま
独りよがりの話ばかりでまた一年過ぎてしまいましたのに、コメントをたくさん有り難うございました。
逢うは別れのはじめなり と言いますが生まれて死んで・・また生まれて。別れと出会いを繰り返し、泣いたり笑ったり これが人生なんですね。
どうぞ静かで良い新年をお迎えください。
投稿: 一人しずか | 2012年12月31日 (月) 19時52分