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2012年12月 6日 (木)

郷愁をそそるような灯り

  夜の散歩の折々に

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 四車線道路のアチラ側に、いつも目にする赤い看板と提灯。

 こんばんワァ ・・・      オゥ いらしゃい サァどうぞ~

 マスターじゃなくて、タイショウ  オトウサン などと呼ぶのが
 相応しい年配の男性。 世の中の 酸いも甘いも噛み分けた
 苦労の影と、他人の痛みをわかってくれる心の優しさが
 にじんでいるような鋭く、あったかい眼差し ・・・ ・・・

 そんな店主がカウンターの中に居て、 だまって酒をついで
 くれる ・・・   こちらの事情も自分の事情もなに一つ語らず
 黙っていても安心だし、くつろぐ。

 席についてる酔客も和やかにお人よしばかりで ・・・

 たまに誰かが ♪♪~ オヤジみたいなヨォ~酒飲みなどに

 ならぬつもりがなっていたぁ~酔えば哀しい牛追い歌がぁ~~

 などと、しんみり東北なまりで唄い  ホロリ 涙がぐい飲みに 、、

  きっと、私が歌うなら  時代遅れの酒場 なんか歌うかも。

 ♪♪~この街には不似合いな時代遅れのこの酒場に


     今夜もやってくるのはチョット疲れた男たち・・・

  風の寒さを忍ばせた背広姿の男たち  

  酔いがまわればそれぞれに 唄の一つも飛び出して

  唄をうたえば血が騒ぐ せつなさ酔いどれて ~ ~ ~

 わたしは、この灯りを眺めていつも夢想してしまいます。

 まだ一度も大将の姿を見たことがありません。
 もしかしたら、派手なオバチャンかな? なぜか若い女性の
 ママさんのイメージは湧いてこないのです。

 もう少し若かったら、歩いてワタシも確かめに行くのにナ。
 そして一杯 ダンマリ酒に浸ることでしょうに。

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 そろそろ電飾が

 はじまりました。

 今年もあとわずか

 なんですねえ~

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コメント

赤ちょうちん、なぜ赤い色意なのか?

赤は疲れるほど目にまぶしく入る色だから目立つことと、赤い色は「肉の血の色や熟したもの」をイメージさせるため食欲を誘うからだそうです。

そう言われればそのように感じます。

でも、私の場合なぜか嫌悪感のようなものが沸き起こり入ろうという気持ちにはなれません。
それがなぜなのかは分かりませんが、亡き父も同じでした。

投稿: 玉井人ひろた | 2012年12月 7日 (金) 21時03分

>玉井人ひろたさん
強烈な真っ赤という色は疲れるますよね。
圧倒されるというか毒々しいというか・・・
赤が好きで男性でも着ている方もあるし好きずきですネ
ひろたさんは大好きな亡きお父さまの好みに似ているんですね。
私の見るこの灯りは真っ赤に見えますが中に明かりが灯って
暖かいベンガラ色にみえます。でも普通酒飲みは赤提灯を見ると
チョット一杯なんて気持ちになるというところは
何か誘う効果?があるのかも。

暗がりにボ~っ とそこだけ明るいと、うら淋しくもあり
懐かしいような感じがするんですよ 


投稿: 一人しずか | 2012年12月 7日 (金) 23時06分

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