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2013年1月19日 (土)

新しい才能?

74706

 今年の芥川賞は75歳の女性が受賞されましたね

 「生きているうちに見つけてくださいましてありがとうござい

      ました」 という受賞の言葉のようでした。

 昨年の 「もらってやる」 に比べたら、受賞された黒田さん
 の人柄が好もしく、長い間の努力の積み重ねと喜びの深さを
 感じました。

 直木賞の23歳にも、時代というものをみた思いです。

 75歳だから、同年輩の私たちにも判る作品かな? と思うと
 大違い。内容は難解だそうで、中には何度読んでも何がなに
 やら理解できなかった という感想の知識人?もいらっしゃって
 その方は「既成の価値観にとらわれない新しい才能が、世の
 中に生まれている証であろう」 といい、嬉しとぞ思ふ。
 悲しとぞ思ふ。 と ・・・ まったく凡人の私なんぞ完全に置い
 てけぼりだろうから、はなから今回は読まないでおこう  と
 決心したことです。

 昨年の芥川賞受賞作の「供喰い」が映画化されるという

 いったい、どのような映画になるものやら  恐ろしい気が
 してきます。 読んだ方ならお分かりでしょ?

 大島渚の 愛のコリーダ のように受け取る側の感性と
 言われるのでしょうか?

 蛇足ですが、愛のコリーダの元となった事件の二人は実在の
 二人なんですね。 遠縁の者が、その頃、品川駅前で
 品川旅館という事件の舞台になった旅館を経営しておりました。

 今はもう、姿かたちも残っておりませんが ・・・
 不名誉な事件なので、身内だけに密かに語り継がれている
 おぞましい話です。

 猥褻とみるか、芸術?と受け取るかは受け取る者の感性
 によるそうですから難しいものですね。

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