盆義理 そして力仕事
そう、黄昏どきになってから、新盆のお宅へお参りします。
町内のあちこちの薄闇に喪服姿の人々が行き交います。
さほどのお付き合いがないお宅へでも、隣組近隣ならお伺い
して綺麗にお飾りのされた祭壇に、ご焼香するのが昔からの
習わし となっているようです。
義理 という言葉が使われるのが面白いし、変わった風習じゃ
ないかと、私はいつもおもうのです。
我が町内は今夜 隣の町内は明日の夕刻から とだいたいの
決まりになっているようです。
きのう、 伐採した桜の幹や太い枝が良く乾燥するように 下に
丸太を二本置いて、その上に渡して積み上げて置く作業を汗
だらけになってやりました。
一番太い幹は、私一人じゃ いくらなんでも無理なので連れ合い
に手伝ってもらい、一度エンヤと立てて、ソ~っと一本の丸太の
上に倒して置き、それから地についた片方を必死で持ち上げて
離れた片方の丸太の枕にやっとこさと乗せました。
一番太い幹を二本の枕に渡して乗せてしまえば、後はなんとか
なります。一時間もかけてだいたい使えそうな枝などを積み上げ
てお終いとしました。
連れ合いは、私より体力が無くて、力も弱いのです。
高齢になったら余計 力なくなってきました。
時々 見ていて悲しく、淋しくなってきますが ・・・そのぶん
私が逞しくきつくなるんですね (自慢するようなことじゃない)
桜材が乾燥したら何か面白い物がつくれないか と考えて
います。
昨夜は、真昼のような月明かりに見惚れました。
お月さまは、何もかもお見通し 見守ってくれている ナンテ
不思議な安ど感で時間を忘れてしまいました。
ゆうべ、あんなに見事な月だったのに、きょうは雨模様の
気温も低めの日となりました。
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コメント
私の地域というか、福島県のほとんどの地域でも同じ慣習がありますので、私としては変った習慣とは思えないですね。
名称は私の地域では「新盆見舞い」と言いますが、それに行かない場合は「義理を欠く」という言い方をします。
義理とは本来の意味は「対人関係や社会関係の中で、守るべき道理、道義。」というものだそうで、それがどこかで今のような使い方に変化したそうですよ。
投稿: 玉井人ひろた | 2014年7月15日 (火) 22時20分
>玉井人ひろたさま
同じ市内でも、田舎のほうは8月盆なんですよ。
浜松地方(遠州)は特に新盆の行事も派手
で新盆は
葬式を二度行うようなもの ということで、他県
から来た人は驚くそうです。
古くからの習わしで、これからも受け継がれて
いくんでしょうかね・・・
お初盆で お淋しゅうございます って挨拶するんですね。
投稿: 一人しずか | 2014年7月15日 (火) 22時53分