老いていくのを見るのは辛い
いつも楽しみに見ている読売歌壇で、こんな歌をみつけた。
小さく切りし餅 食べ終えてしまうまで息子は箸を休めて見ており
仙台市の80代女性の作品だそうです。
なんて、親孝行な息子さんでしょうか。情景が目に浮かぶようです。
羨ましい気がします。ほのぼのとした気持になりました。
連れ合いは、私より6歳ちかく年上だ。
一緒に仕事をしていた時は、あまり年の差というものを感じたこと
はなかった気がする。
それが、仕事を辞めて二人とも家に居る生活をするようになってか
ら、相手の一挙一動作になんとなく 年をとったナァ~と感じること
が多くなってきた。
動きに滑らかさが無くなって、膝小僧が曲がっている(足がスッと
真っ直ぐ伸びていない)
腰が前屈みになってきた。 歩みが遅くなってきた。
耳がとっても遠くなって会話に不自由するようになってきた。
何十万もする補聴器は面倒 と放り出してある状態。
物忘れが多くなった。 食事の姿がだらしなくなってきた 等々
長年肉体労働をしてきた連れ合いは、同年齢の人より老化が
進んでいるような気がする。
毎日の仕事 役目は、犬の散歩朝一度だけ。
テレビを見ながらいつの間にか居眠りをする姿を見るとき、私の
胸は、なんともやりきれない想いでいっぱいになってくる。
5年後 自分もこんな姿になってしまうのか?
ちょっと不安。
年をとって老ける 外見は誰もが年相応に老けるのだろうが、
内面、精神面は個人差があるようだ。
精神が老いる 若々しいというのは、その人の今までの生き方
や、性格が大きく影響するのではないか?
せめて気持くらいはいつまでも若々しくしていたいものだ。
二人きりになった今。相手が弱々しくなっていくのを見ているのは
辛いことだと、最近しみじみ思うようになってきた。
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コメント
致し方ないでしょうね。妻は私より2才、学年で3学年下ですが、老眼がでてきています。
わたしは老眼鏡はまだ不要なんですが、近所の50代の後輩に言わせると私は少し異常とのことです。
投稿: 玉井人ひろた | 2016年2月 4日 (木) 19時13分
>玉井人ひろたさま
誰でも年をとっていくので仕方がないことですね。
私たちのように高齢になってくると極端に個人差が
表れて、中にはビックリするほど若々しい方も居ます。
外見は老体でも、精神だけは瑞々しくしていたいです。
ひろたさんは、老眼鏡まだ必要がないのですか。読書が楽しめて
いいですね~羨ましい!
投稿: 一人しずか | 2016年2月 4日 (木) 20時10分
工芸品のような精緻な美しい花は、椿ですね。
数日前の白い椿といい、いつもきれいな花が咲いているのですね。
仕事一筋で頑張ってきた男性は、退職したら、張り合いを失って、よけい年老いてしまうのでしょうか。私の夫も、「老後はどうしよう」と不安がっていました。
投稿: 般若苑 | 2016年2月 5日 (金) 21時12分
>般若苑さま
老後の生き方を早くから考える人は、その時になったら
きっと、充実した生活を過ごす方なんでしょうね。
リタイアした知人たちを見るとダメになる人、
イキイキと過ごしている人に分かれている気が
します。
般若苑さまも、ご主人がお元気でしたら二人寄り添って
穏やかな毎日でしたでしょうに・・余分なことを思い
出させてすみません。 私なんか贅沢な悩みかもしれませんね。
投稿: 一人しずか | 2016年2月 6日 (土) 20時01分