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2016年5月21日 (土)

声はりあげて歌ってくれるウグイス

この間草取りして、大分きれいになったとおもってたのに。

きょう,行ってみたらこの間より雑草が多くなっていてガッカリ。

ニンジンの葉っぱに似た細い雑草は、ひっつく実がビッシリついて
手袋にベタベタつくので終いにはハラが立ってくるほどだった。

グミの実は、今は黄色。 小さいながらプラムも成っている。
木が高くなりすぎて手が届かない。小鳥たちへのプレゼントの
ために植えてあるようなものだ。

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草むらに艶々の美味しそうな野イチゴが ・・・採ろうと手を
伸ばしたら、アブのようなものがブンブンと頭や顔のまわりに
しつこく何匹もとんでくる。

はじめ、鎌やタオルを振り回して追っ払っていたが、だんだん
数が多くなってくるので気がついた。
小さめの蜂のようなものだったが、これは地面に巣を作る地蜂?
以前巣を作ったスズメバチやあしなが蜂とも違っておとなしい
ような気がする。本当なら、もうとっくに刺されて居る筈だもの。

よく見ると、草むらの根元のほうから小さな蜂がブンブン飛び出し
てくるけれど、少し離れていれば、こちらに向かってくることはなさ
そうだ。

汗だくだく、膝は痛くなるし、熱中症になるといけないし、、、、

こんなに苦労しているのに、林の中ではウグイスが一人で興奮
しながら喧しく声をはりあげているのです。

その時々で鳴き声がいろんな言葉に聞こえてくるけれど。

きょうは、何故か  テッチャン テッチャンと友達 を呼んでおりま
した。  すごく歌がうまくなって自分の歌と声に酔い痴れているか
のようだ。

うるさいよっ! 静かにしておくれ と言いたくなるほど。

疲れ果てて、草取りを途中で放り出して、お山を下りてきた。
また登って行く頃は雑草はもと道りになっていることだろうな。

アノハチの巣はどうしたものか ・・・

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2016年5月16日 (月)

小綬鶏 チョットコイチョットコイ

   小綬鶏に呼ばれて君は行ったきり       (千葉市の椿さま)

小綬鶏はチョットコイチョットコイと鳴く。君はその声に呼ばれて行った
のか。逝った人は、本当に、見事に、決して帰って来ない。

このように選者は評をしている。   

新聞の俳壇で今朝この句を読みました。
作者のかた自身も、小綬鶏に呼ばれているような気持になったのでは
と、思うのはわたしの考え過ぎでしょうか。
深い思慕というか哀惜が籠められていると感じました。

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厳しい冬が終わって、キブシのかんざしが見事に風に揺れ
蛇のまくらが突然立ち上がって頭をもたげたり、山桜の花吹雪
が、トトーのお墓を薄桃色に覆ってみたり ・・・

春は華やいでアッというまに過ぎてゆくころ、林の中から

チョットキテェ~ チョットキテ~と呼ぶ鳥がいます。

以前 何度か文章にもしました。 

里山に古くから住むジッチャンは、私の話を聞いて

「そんな人を呼びつける山鳥は知らんなぁ~ 聞いたことも無い」
と笑いました。

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この、ワタシに何か話しをしたがっている姿の見えない鳥。
これがホトトギスなんだ  と思い込んでいました。

よく考えれば、、、ホトトギスは甲高い声は似ているけれど
ちょっと違うのですね。

小綬鶏はなめらかなソプラノといった感じです。

この次、お山で聞くときはちゃんと区別がつきそうです。

それにしても、ホトトギスや山野草の話から、いつも楽しみに拝見
していたある方のブログを思います。

草花の写真と共に、万葉歌を判りやすく解釈してくださっていた
旅人さま、もう一月以上も更新がありません。
どうかなさったのかと気にかかります。
なんせ、私たちのように高齢になれば、きょう、あすにも、どのような
災難が降りかかるかわかりませんから、つい余分なことを考えてしま
うこの頃です。

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2016年5月 5日 (木)

誰かがそこに居るとおもってしまった

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何気なく見上げた天井に、明るくキラキラしたものが輝いて
いるのを見つけた。

窓がある西側は庭木がうっそうと茂る築山になっているので、
この部屋は昼間でも暗いのだ。

天井のキラキラは少しゆらめいて妖しいプリズムのようだ。

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なおみちゃん ・・・  あんたなの?

そんなはずじゃないこと判っていても、つい、聞いてしまった

あの、暮れも押し詰まったある日の夕暮れ時、妹を看取った
瞬間、天井と、それに続く窓の夕暮れの空を見上げたとき
バラ色に赤く、青く、金色の空が今まさに暮れていくところだった。

妹が漂ってその空に昇っていくような錯覚を感じたのだった。

あの時を思い出す虹色の光の塊り。

・・・ これは、ちょっとオーバーかな? 愚かな自分に我ながら
呆れる。

原因は・・・これでした。

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ベタの水槽に西陽が当たっていた

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日陰で地味なベタも光があたると、こんなに美しくなる。

水槽にあたった西陽がプリズムの役をしていたのだった。

一瞬でも妹を思い出してあげて、あのこ喜んだろうか。


「姉さん いい年して相変わらずじゃない?」 と笑っているだろな。

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