八月は悲しい月なのに
風に吹かれて並木の栃の実が落ちてきました
梢を見上げると、かたまりになって,栃の実がついています。
上から落ちてくるのがぶつかれば結構痛いでしょうね。
今年は例年より、実が落ちてくるのが早いようなきがします。
熱い、暑いといっているうちに秋は思いがけず急にやってくるのかも。
そして、三日後にとどめを刺すように長崎にまで、再びの原爆投下。
一度ならまだしも、念押しするかのように。
これはもう、悪魔のようなやりかたですね。一生、永遠に言い訳でき
ない仕業じゃないかと、黙祷をしながら毎年怒りに震える私です。
そして、終戦記念日。 その頃、まだ幼かった私にもおぼろに
記憶があります。
連れ合いの父親は戦死をしました。 そして、一族の運命はうって
かわって悲惨なものとなり、惨めな想いをしたそうです。
辛い、苦しかった記憶の多い八月なのに、現代では、夏休みを
楽しむ華やいだ夏。八月の雰囲気が濃いようです。
いろいろ考えさせられる八月です。
田舎では、今月がお盆月なので、町から帰って来る親族で
久しぶりに賑わうことでしょう。
地域の人口が一挙に増えるそうです。
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コメント
並木が栃の木なのですか。実もなってあたると痛そうでも、珍しくて、すてきですね。
最近、NHKスペシャルを見て、トルーマン大統領が、原爆投下に積極的ではなかったという事実を初めて知りました。中学の時、ルーズベルト大統領の未亡人が、広島来訪のついでに、私たちの学校に立ち寄ったことを覚えています。その時は、彼女の夫が原爆の開発を始めさせた人物だとは、知らずにいました。
投稿: 般若苑 | 2016年8月10日 (水) 20時07分
>般若苑さま
8月が近づくと原爆や戦争の話題や番組が増えます。
戦争と言うものは惨いものですね。私はあまり記憶がないのですが、おままごとをしている時転んで大腿骨を骨折し、術後入院している最中にリヤカーに乗せられて防空壕に避難する時、町の上空が真っ赤に燃えているのを見て恐怖を覚えて泣いたことを憶えています。
母親はさぞ、苦労しただろうと今有難くおもいます。
ルーズベルトの未亡人は何を感じたのでしょうかね。我が夫の功績を再認識して誇らしかったのでしょうか。
可哀想な象のはなし(エサが欲しくて力が無いのに芸を必死でした)など、この時期になると、秋山千恵子さんが毎年お話しされたのを思い出します。
政治家も国民も、実際には戦争を体験していない時代なので将来が恐ろしいきがします。
投稿: 一人しずか | 2016年8月10日 (水) 20時46分
安倍総理の祖父、岸信介は広東軍の仕事をしたり、東条内閣で重要な役をしたとしてA級戦犯容疑で捕まるも不起訴で釈放された人物です。
しかし、その不起訴になった理由には旧日本軍が行っていた人体実験の資料の提供や、「アヘン」についての資料提供などの取引を行って釈放されたという証言が有ります。
その孫が、天皇陛下と同じ壇上であいさつする姿は、なんとも言えない違和感を感じます。
投稿: 玉井人ひろた | 2016年8月15日 (月) 19時17分
>玉井人ひろたさま
取引をして逃れたんですね。いつも犠牲になるのは貧乏人、無知で善良な庶民ばかり、金持ちは抜け目のない才覚があるから金持ちになったんですね。
親に金と権力があれば、子は楽をして金持ち権力者になり、メッタなことが無い限りルートから外れることもない、格差は永遠?に存在してゆく。
だからって幸せかといえば、どちらが幸せか判らない。個人の価値観ですものネ
麻生さんだって鳩山だって他皆同じようなもんですよ。
投稿: 一人しずか | 2016年8月15日 (月) 20時16分