幼稚園児のように
藍染め地の手提げ袋
本藍染め地の元は綿入り伴天で、連れ合いが長年
愛用していたものでした。
袖口も襟も擦り切れてきたので、ほどいて手提げの
袋にリサイクルしました。
その手提げ袋を、今朝 連れ合いは幼稚園児のよう
に持って、迎えにきた車に乗ってデイサービスに行き
ました。
袋の中身は、着替えの下着やズボンです。
お昼前 片づけ物をしていたら、知人が来宅。
「この間、お邪魔した時ご主人の様子がいつもと
あまりにも違っていたので気になって、また寄らし
てもらった。何か変わったことでもあったの?」 と。
ちょうど、主人も居ないので、正直に状態を打ち明
けました。
知人の身内にもそんな人が居るので、そうじゃないか
と感じた。
引退して、これから自由に生活できるときなのに
上手くいかないものですね~
ストレス溜めないように体に気を付けて介護して、
たまには私でも良かったら思い切り吐き出して
ください。少しは気休め、気晴らしになるように と。
真剣に、言ってくれる知人が有難くて涙がでて
しまいそうです。今まで、私を案じてくれた人は
あまり居ませんでしたから。
そう言ってくれる人が居る というだけで、何故か
ほんのり心強い気になってきました。
今まで、心細くて心配で不安ばかりだったので。
夕方 連れ合いが手提げ袋を手にステッキを使い
ながら送られて帰宅しました。
きょうの、お昼ご飯は美味しくなかった と、さっそく
大粒の葡萄を食べながら言います。
なんだか、ほんとに幼稚園児に戻ったような素直さ
です。時には分別臭いシャッキっとした老人に戻る
時もあるんですが ・・・
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