留守番電話の点滅
留守番電話の受信ランプが 年末からずっと点滅して
おります。
年末 義兄を送って帰宅した後 甥から電話が入って
おりました。
私が、年末の買い物で留守をしている時でした。
「父の葬儀に来てくださって有難うございました。
行き届かない処ばかりで大変失礼してしまい、申しわけ
ありませんでした ・・・・等々」
父親の訃報を病院から知らされて、早朝 急ぎ新幹線で
駆けつけた一人息子。
無我夢中で父親を送って、息子としての役目を立派に
果たしました。
悲しみや、感傷に浸る間もない慌ただしい数日だった
ことでしょう。
めったに逢わない甥だったけれど、ユックリ話す暇も
ありませんでした。
甥の声が入った留守電を、何故か消去できない私です。
消してしまうと縁が切れてしまうような気分になるのです。
おかしいけれど、もう少し声を残しておきたい私です。
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コメント
律儀な甥御さんですね。私はそんなことはしなかったですね。
私にとって父親の死の本当の悲しみがでたのは後から、とくに翌年の温かくなるころからでした。
それまでは、なんとなくそばに居るような何とも言えない感じがして、落ち着いた気分だったんです。
甥御さんもそんな経験をするのかな?
投稿: 玉井人ひろた | 2018年1月 8日 (月) 21時52分
甥っ子さんは、一人しずかさんと、もう少しいろいろお話ししたかったのでしょうね。
私も、法事であった時、甥っ子から、昔の家族の話を聞かれ、興味ありそうでした。
投稿: 般若苑 | 2018年1月 9日 (火) 10時58分
>玉井人ひろたさま
老いた両親が名古屋で二人暮らし、東京在住のめったに帰らない独身の一人息子です。
悲しみ、喪失感はこれからジワジワとやってくるのでしょね。
数々の手続きなどを片づけて、独りぼっちになった母(私の姉)を置いて東京に戻って行くのでしょうが彼もサゾ辛い事でしょう。
これから真剣に母親の先々を考えてやらねばならないでしょうね。
暫くのあいだは、いつも身近に居る気がして、もう何処にも居ない ということが信じられないのですね。その気持ち私も痛い程分ります・・
投稿: 一人しずか | 2018年1月 9日 (火) 19時54分
>般若苑さま
この子は幼い頃は良く遊びに来てわが家の息子と兄弟のように仲良しでした。
今は50歳過ぎのオジサンになってしまいました。機会があったらその頃の話や思い出話をしたいものです。
少しづつ愛しい人達が居なくなっていくのが、何とも言えず寂しい。これも自分が年取ったということですね。
投稿: 一人しずか | 2018年1月 9日 (火) 20時03分
>暫くのあいだは、いつも身近に居る気がして、もう何処にも居ない ということが信じられないのですね
↑とは違う心情です。すみません(
)
普段は一緒にいることが無い父でしたが、仕事の時や役所などへ出かけたときにでも姿は見えないが‘そばに並んで居る’気がして、ホッとした気分になったのです。
投稿: 玉井人ひろた | 2018年1月18日 (木) 11時19分
>玉井人ひろたさま
亡くなっても、折に触れ、身近に存在を感じることがありますね。
そんな時は、ほのぼのとした感触で嬉しいものです。何十年も経っているのに、たまぁ~に父の暖かさを感じることがあります。昔の飼い犬が布団の足もとにきて重みを感じたり・・・イヤダ怖いじゃん と友人に笑われたりしましたよ。
投稿: 一人しずか | 2018年1月20日 (土) 21時44分