ねこまんま
孫の萌ちゃんが私の様子を見にやってきました。
離れて暮らす長男の嫁(萌ちゃんの母)が私を案じて
偵察によこしたらしいです。
嫁は、お母さん ちゃんと食事してますか?
どんなものを食べていますか? だ、なんて踏み込んだことを
聞きます。
正直、簡単なすぐ食べられるものばかりで済ませているワタシ。
連れ合いが、二月の二十一日に入院する直前、買った5Kgの
お米がまだたくさんあるんです。もう三か月過ぎたというに。
ご飯を炊いたのは何回くらいかな?
インスタントの味噌汁に自分なりに野菜を加えて、その中に
白いパックのご飯をチンして半分放り込みスプンで食べると
いう、今までの私からして想像もつかないことを、お恥ずかしな
がらやっているんです朝ごはん。 まぁ 時にですが ・・・
お母さん それは ねこまんま というのです。
食事が基本ですから、しっかり食べてください。
作る気がしないなら出来合いでいいですが、野菜をたくさん
摂ってくださいね。 カット野菜が便利ですよ。
私が鬱になっていると心配しているのです。
マミイが見てくるようにと言ったんでしょう?
「ウン そう」 萌ちゃんはニコニコしてます。
オバアチャンをご飯につれていこうと思って来たの と。
ご飯はこの次連れてって ということで、連れ合いの処へ
二人で出かけました。
開け広げた個室のベッドで、連れ合いは何故か、両手を
高く上に上げ、指で何かを掴んでいるような仕草をしています。
萌ちゃんを見て、「萌ちゃん これを持っていて」 と言いまし
た。
何これ? 持ってればいいの ハイ と、萌ちゃんは受け取る
仕草をしてくれると、連れ合いは安心した様子で両手を胸の
処に下しました。
数日前に肺炎を、また発症してしまい高熱が続いていたの
です。 そのせいか、夢か現実か幻覚か、区別がつかなくな
っているようです。
連れ合いに合わせてくれた優しい孫に感謝です。
若い人達には迷惑 心配はかけたくない なんて
大きなことを、ふだん言っててもこんなふうになって
しまうのですね~
連れ合いを見舞って、その帰り 二人でお茶してきました。
夕方からバイトがあるから と、萌ちゃんは急ぎ帰って行き
ました。
この娘が少し離れた場所でも、同じ市内に住んでいる と
いうことに、私は安心感があってホンワカした心持になるの
です。 きょうは嬉しい一日でした。
でも、連れ合いは、日一日と別人になっていくような気がします。
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