みんな何処へいってしまったのか・・・
道沿いの痩せたワラビを採りながら、里山住人のジッチャン宅の
方へブラブラと歩いてみました。
アァ~ジッチャンの棚田が・・・
あの優しくて面倒見のいいジッチャンは病でなくなりました。
昨年の事です。 可愛らしく美しかった棚田は草ボーボーに
変ってしまいました。
若い家族たちも同居しているんですがね~
ヤハリ田んぼ仕事は無理なんでしょうか。
田んぼに水を引くために造ったという、ジッチャンのため池
に二羽の水鳥が居ましたが、一羽は私の姿に驚いてか離れた
場所へ行っていまいました。
昔いた大きな金魚や緋鯉の姿は水が濁っていて見えません。
きっと、カラスかトンビにさらわれてしまったんだね。
金魚や鯉を入れてもスグ食べられてしまうなぁ~
ジッチャンはいつか笑って言ってましたよね。
道端で話していた時、ジッチャンは手頃の枝を伐って夫と
私のステッキを、器用に作ってくれたっけ。
働き者の優しい人でした。
おばちゃんも少し前に亡くなって、、、ジッチャンは
淋しかったのね。
もう一人、山菜をもってきてくれたり、地元の人しか知らな
い小山の中にある神様のお堂に連れて行ってくれたりした
おじちゃんも亡くなりました。
自然はなんにも変わってないのに・・・
連れ合いもあの世へ旅立って・・私ひとりになりました。
みんな みんな居なくなって、自然だけが変わってないなんて
不思議のような。 夢をみている気分です。
わたしを置いて、何処へ行っちゃったの~と聞きたい。
青かった花が白くなってきました。
私もいずれは、ここへ来れなくなりそう。
車の運転ができないとお終いよね。
そして、居なくなった懐かしいみんなの処へいくのよ。
だから、死ぬのはなんにも怖くなくなった。
最近、そう思うようになってきたのね。
それにしても、長い間には、思いもかけない体験したり、
人生って一筋縄ではいかないものなのね~
ちょっと感傷的になってしまいました。
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