雨があがって陽が差してきたので、急ぎ山荘へ出発。
古い日記帳や雑記帳、書類を処分したくて、山荘へ
運んでおきました。
ホウロウ製の焼却炉をデッキの下から引きずり出し
て書類やノートの類を詰め込んで点火しました。
最初、黒い煙が出ていたけど、やがて透明になり順
調に燃え始めました。

空き地とはいえ、周りが杉林や枯草の空き地が多く、
以前、山火事になり、ヘリコプターや、里山の住人た
ちや消防隊員の消火作業のお陰で、我が家への類焼も
免れたという事件があったのです。
消火の様子はテレビでも放映され、ヘリからの散水の
光景は見ていてドキドキしたものです。
その日は、寒い日で消火は夜までかかりました。
里山のお母さんたちが炊き出しをしてくれて、本当に
感謝でした。
知らせを受けて、現場へ駆けつけたかったのですが
山荘へ登る道は消防車や関係の車両で通れず途中で
戻って来ました。
やきもきした、心配な一夜が明け、翌日はお世話に
なった方々にお礼の挨拶に回りました。
💦 💦💦 💦 💦
今でも枯れている松や杉の有様を目にすると、その時
の光景が蘇ります。
あれから数年が過ぎて、焼けた木は倒れ、立ちながら枯
れているのもあり、まだ少し惨状を思わせる処も残って
いますので。
そんなことがあったので、書類を燃やすのは雨の季節に
しようと待っていたのでした。
焼却炉のふたの上にヤカンを乗せてお湯がわき、それで
インスタントのコーヒーを淹れて飲みました。
炉の中では、10年分ほどの日記帳、兼家計簿が灰にな
りつつあります。
このブログも夏がくると、16年めになります。
つまらない、とるに足らない一人の教養も無いオバサン
の想いがダラダラと書き記されて、これこそ焼却炉で燃
やしたほうがいいかも ・・・などと考えました。
きょうは、チョビちゃんの声もしないのです。
すっかり、きれいに燃やし尽くして完全に消火しておき
心配のないように、何度も、何度も確認をしてお山を
下りて来ました。
今度はサツマイモでも持って行こうかな。
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