« 2021年10月 | トップページ | 2021年12月 »

2021年11月26日 (金)

ヤッパリ泣いてしまった

骨と皮ばかりになっても、それでも頑張っていた福太郎

 

Photo_20211126145801

 

水曜の日は、スプンからトロミのフードを妙にガツガツと
食べ、その力強さに驚いたほどでした。

それがその夜、私の横で眠っていたのに気が付いたらゾッと
する程の冷たい頭をしていたのです。

テレビを見ている私の傍で、声も上げず動きもせず横向きに
眠ったままで、本当の永眠をしてしまった。

少しまえに頭をチョンチョンと撫ぜたら反応していたのに。

覚悟はしていたけれど軽くなった福太郎を抱きあげて思わず
泣いてしまいました。

気づかない程静かに逝ってしまったことは、有難い、良かった
ことなのに、私が願っていたことなのに、辛くて悲しくて涙が
でてしまうのです。

とうとう私、独りぼっちになった気がして、、、、

 

Photo_20211126152101

 

もう少し我が家に置こうかと思ったけれど、いくらしても生き
還るわけでなし、諦めて福ちゃんをお山へ葬ろうと、小さな箱
にお気に入りのフリースに包んで納め、車で家を出ました。

 

Photo_20211126152801

 

 

Photo_20211126152901

枝垂れ紅梅の根元近くに、ヨーキイのトトが眠っています。

細い根や、石など沢山あって穴がなかなか深く掘れません。

お昼過ぎまでスコップと鍬で堀続けてやっと、福ちゃんの
箱がすっぽり入るくらいの穴ができました。

穴へ納める時、もう一度封を開けて福ちゃんの姿が見たいと
おもったけれど、せっかく静かに眠っているのに可哀そうと
心を鬼にして土を被せました。

お山の冬は寒いからと、洋服を着せてやったけど、隣で眠って
いるトトも可愛いセーターを着ているはず。

お兄ちゃん 福ちゃんの面倒見てあげてね。

お兄ちゃんといっても、12歳でトトは亡くなったから、
福ちゃんは14歳2か月だから、26,7歳くらいになっているはず。

御線香をたいて、二人におやつをあげて、そのおやつは、誰も
居ないとき山の動物が匂いで来るといけないから片付けた。

桜の落ち葉が山ほど降り積もって、時々強い風で舞騒ぐ・・・

日暮れてくると余計寂しい里山です。
早く帰らないと日が暮れてしまいます。

後ろ髪を引かれる想いで車のエンジンをかけたときにまた
急に涙が出てしまって、泣きながら山を下りました。

ペットごときで、と思う方もいるかもしれないけど、ペット
は人間以上に愛深く信頼される喜びを与えてくれる存在だと
私は考えるのです。傍に居てくれてありがとう と感謝の
気持ちで一杯です。

私も高齢になってきたから、もう可愛い仔との家族は無理
看取ってやれないもの。

最後まで、いい仔の福ちゃんでした。

家に居ても、まだベッドに眠っているような気がするんです。

 

 

| | コメント (6)

« 2021年10月 | トップページ | 2021年12月 »