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2022年9月22日 (木)

おとぎ話のような世界

もう、数日も過ぎて、いまさらですが、この間のイギリスの、
エリザベス女王の葬儀の情景は、見る者にとって、まるで、
おとぎ話の絵本でも見ているような儀式だと感じました。

棺の上の王冠など、ダイヤモンドを散りばめて、贅を尽くし、
棺は鉛で出来ていて、亡骸は密閉されているそうで、重さは、
200キロ以上とか。

女王の馬や犬二匹が、飼い主、ご主人様をお見送りして
いる姿を見て、私には切なく思われたけれど、馬、犬は何かを
感じていたのかしら?

イギリスは、火葬じゃないのですね。


それにしても、何処の世界にも、国にも、権力者やお金持ちが
夢のような世界で暮らしているんだなあと感心しました。


メルヘンの世界を見ている気分がしました。

一般の人たちの服装のラフさに驚きましたけど。

 

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2022年9月12日 (月)

悲しくて哀しくてやりきれない~

ホラ、、また聞こえてきたよ

 

裏のお宅の築山に密着している我が家の西の窓から・・・

 

なんど言ったら判るんだぁ~ 目をつぶるなって
いうとるだろがぁ~  眠るなぁ~  

もう一回初めからやりなおしだあ  いちっ にっ!

それを追って、奥さんの声で いちぃ にぃ ・・

 

・・・96・・ 97・・ 途切れながらも奥さんが
ご主人について、ろれつも怪しく複唱していきます。

ようやく100近くまできました。

 

他人の家の会話などを盗み聞きするもんじゃない・・

そうは言っても、イヤでも聞こえてくるんですもの。
静かにしている私には無理なはなしです。

暑いから午前中は窓全開にしているんですから。

きっと、隣のお姉さんも二階の窓から聞いてるでしょう。

 

裏の奥さんは、私と同年。 可愛らしく明るい人でした。

年下のご主人は、それは見るからに怖い、険しい顔をした
男性で、横暴で我儘、クレーム言いで、近所の私達も敬遠
していました。

奥さんが、数年前に足を悪くして手術をし、暫く正常だった
のですが、今度は転んで歩行が難しくなってから、認知症が
少しずつ悪化してきたということで、週に何回かデイサービ
スに通っているようです。

デイに行かない日は、終日ご主人が奥さんの面倒を看ていま
す。

 

 ナンデ人が飯食ってる傍に来てワザワザションベンなんか
するんだあ~とか 寝てばかりいないで目をあけろ~ 怒声が
響いてきます。

ダカラ頭がバカになるんだ 恥ずかしいと思わんのか ・・・


眠っているのは、傾眠といって、病気の症状なんですね。

耳をふさぎたい 聞いてるだけで悲しく惨めになってくる。

ご主人が奥さんのリハビリに一生懸命なのは感心なんだけど
時々大きな罵声と、奥さんの泣き声が聞こえます。

 

100幾つだ? まだわからんのかッ もう一回やり直しダ

そして、執拗なかんじでまた、イチッ ニイ と始まって
奥さんの声が徐々に聞こえなくなって・・また耳を塞ぎ
たくなる怒声と、奥さんを辱めるような悪態が。

もうやめて もう帰る~ など、まわらぬ口で涙声で訴える
奥さん。

面倒を看るご主人も、気の毒だけど、奥さんも、、

このままいけば何か良くない事でも起こるんじゃないか?

二人とも倒れてしまうんじゃないか? 

心配なんだけど、近くに娘さんや息子さんも居ることだし
余分なことはできません。

ご主人の疲れとストレスが爆発するんですね。

介護は本当に大変 というのは私も僅かな期間だったけど
連れ添いの時の経験で、少しだけ判っているつもりです。

 

哀しいナ 人間年取るってことは・・・

私の最後はどんなふうになるのか心配になります。

私なんか、傍で心配、介助もしてくれる相方さえ居ない。


他所の家の出来事にいつも涙してる私です。

 

 

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