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2023年10月20日 (金)

悪い事のあとには、良いこともきっとある?

 恐ろしい、あのコロナが流行り出した年に・・・

急な病に倒れた弟を亡くした。逢うこともできず、

最後のお別れもできず、葬式にも行けないで・・・

自分のすぐ下の弟で、素朴で人が良く家族思いで
明るい大らかな男でした。


小さい時は、喧嘩に負けてくると、姉の私がその弟を
ひきつれて仇討ちに行ってやったり・・怖い姉ですネ

子供の頃は、何かと世話の焼ける弟だったけど、一番気
が合って話しやすく、大人になってからも実家を訪ねる
のが楽しみでした。

なのに、最後のお別れもできず・・・

悲しみや悔しさは弟の時ばかりではありませんでした。

 

母(私の姉)を介護してた甥っ子が急死した時も、悪病が
最も流行していた時で、実の母と逢うこともできず、お別れも
大切な話さえも、いっさい叶わず私たちが顔を見たのは、灰に
なる前の、ほんの短い時間だけでした。

入院していた実母にも送ってもらえず、どんなにか心残り
だったことか、泣いても、泣いても、甥と姉が不憫で、私は
コロナという流行り病を心底恨みました。

一人ぼっちになった、姉はその数か月後退院して、思いもかけ
ない運命に翻弄されるのですが。

 

       Img_2910

 

そんな なか、一昨年孫が縁あって結婚したのですが、例の悪病が
せめて下火になるまでと結婚式を控えていましたが、ようやく今年
の夏に挙式をする事ができました。

孫のドレス姿も可愛かったですが、私は、父親として立派に役目を果
たした我が息子に感動して涙ぐんだオバカ母でした・・・

 

 

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Photo_20231020154801

 

なんだ、かんだといっても、時は流れても運命の大部分は
宿命?で決まっていたりして・・・どうにもならない事も
一生の間には起こったり、、、

泣いたり笑ったり、、どん底に落ちることもあったり。

一日、一日を精いっぱい、大切に、ていねいに過ごして
いくしか自分にはできません。
高齢になると、まだ自分だけで大丈夫なんて自信をもって
いても、若い人達からみたら危なっかしく感じるかもしれ
ません。
嫌でも年老いていくんだもの、これ以上どおせーばいいの
。齢より扱いされてシャクだなと、いうことが増えました。

悪い事は、散々体験してきました。これからは、少しだけ
でも良い事の方をお願いします と願いたいですネ

 

 

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コメント

 海を見つめる白いドレスの美しい後ろ姿や、浜辺を歩く二人、うっとりしました。映画を見ているみたいです ドレスのドレープがたっぷりしていてとても豪華です。私まで、胸がいっぱいになりました こんな写真を見せて頂けてうれしいです。息子さんは、本当に素敵なお父さんをされていたのですね

 コロナが一段落して、結婚式ができて、みんなが祝福できるようになって本当によかったです。
 人生のお別れの時も、やはり家族で集まって、見送るのがとても大切なのに、コロナ対策のため、無情なことでした。本当にもどかしくつらい思いをされたことでしょう。こころよりお悔やみ申します

 
 

投稿: 般若苑 | 2023年10月22日 (日) 18時38分

>般若苑さま
有難いコメントで涙がでてしまいました。この頃は、とって涙もろくなって、テレビや本を読んでいるときなど、思いがけず泣いたりして、自分でもびっくりする時があるんですよ。私が泣くなんてオニの目にも涙ですね。ベストショット集の小さなアルバムが二人から届きました。
参列した家族は、サンダル履き、かりゆし姿でナンカ変わった雰囲気のものですが・・・
水槽で飼っている小さな青いベタに、ヒーターを入れてやりたく、昼前ペットショップへ行ったら、一匹の仔猫ちゃんが私の目を見上げているんですよ。連れて帰りたい と思ってしまう程可愛くて・・般若苑さん宅のドラミちゃんはお元気ですか。暖かい体をした小さな家族と一緒に暮らせるって幸せですね。朝晩肌寒くなってきました。風邪ひかないようにお気を付けくださいネ

投稿: 一人しずか | 2023年10月23日 (月) 16時23分

8月に次いで10月と、相次いで叔父夫婦が他界しました。
葬儀もそうなると慣れてくるものですが「こんなものに慣れてどうする?」ですよね

投稿: 玉ヰひろた | 2023年10月24日 (火) 17時23分

玉ヰひろたさま
コロナが流行ってから、従来の葬儀の形が変わったように思います。
家族のみで済ます。あるいは直接荼毘にふして、近所、親戚には終わってから告知するなど。自宅から出棺という、昔なら普通だった葬儀を最近ではメッタに見ません。主人の時も、病院から直節催事場へと、其処で通夜、親族の宿泊など、一切自宅を使用することがありませんでした。こんな合理的なお弔いでも、死者を悼んで送る気持ちは人としてなんら変わりは無いのですが。
住まっている地域のしきたりは今現在も守られている事も多いでしょうね。長老や経験者にしか分からない伝統のようなものを体験して後に繋げていくことが、身について良い経験になる。もしも自分が喪主になった時に役に立つものでしょう・・あまり体験はしたくないものですが。親しい方たちとの、お別れは言いようのない虚しさと寂しさをを感じてしまいますね。短い間に親族を亡くされた事、大変ご愁傷様でした。

投稿: ひとり静 | 2023年10月27日 (金) 20時31分

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