福島県浪江町の大堀相馬焼
けさ、何気なくテレビをつけたら 大堀相馬焼の番組をして
いた。
そういえば、浪江町あたりには、20か所以上の窯元があったのだ。
頑丈で重い、二重透かしの独特な雰囲気の焼き物だった。
四年前の あの津波や原発の事故で被害を受け、町にも立ち入り
できない状態が未だに続いていて、大堀相馬焼も消滅かと案じられ
ていたが 一軒の窯元が別の土地で新しい窯を復活させたという。
そんな話を聞いて、久し振りに、本当に何年か振りに、相馬焼の
箱を取り出して見ることに ・・・
吉田製陶所の方々は、今頃どうされていることやら
一度 喜んで使用したが、二重になった内側に汚れが
ついたら大変だと思い、使用をやめて飾っておくことにした。
素朴で力強く、それでいて芯の通った品格のようなものが
感じられて好もしい焼き物だと、上手な表現はできないけれど
触って見て気に入ったし、亡き父の大振りの湯飲み茶わんが
それだったので懐かしく、大切にしたい と思っていた。
この、相馬焼の酒器 湯呑茶わんは、息子が学生だった頃
旅行の土産に買って来てくれたもの、 なので、ささやかな物だ
が自分にとっては、大切なもの。他のお気に入りの食器と共に
大事にしまってある。
大堀相馬焼を復活させた松永さん 海外にも相馬焼を、 と
明るい顔で語っていた。 また、沢山の窯元さんが復活して
繁栄してほしいものだ。
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